2024-01-10

2024年より、一部インフルエンサーPR案件はお受けしません

絶景プロデューサーの詩歩(@shiho_zekkei)です。

(取引先の皆様へ)
現在やりとりをしている案件、すでに決まっている案件については一切支障がないことを先にお伝えしておきます。ご安心ください。お問合せを検討中の方も、どうぞ最後までご一読ください。

タイトルで驚いた方もいるかもしれませんが、仕事をやめるわけではありません。さらに、活動内容もなにも変わりません。

これはわたし自身の一種の意思表示というか、決意表明というか、そんなものです。

今後の活動方針をあらためて宣言しておきたいな、ということで、この年始というタイミングで公開します。

いろいろ言われると面倒なので定義しておきます。ここで言う「インフルエンサー」や「PR案件(Promotion)」は、クライアントが指定した内容を自分のSNSに掲載し、謝礼や対価を受け取ることを指します。広義ではSNSに限らず”影響力がある人”を指しますが、ここではSNSに限定します。

他にも解釈はあると思うのでそのあたりはご了承を・・・(一応、私は前職が広告代理店です)

このようなPR案件はお受けしません

これまでも&これからも、このような案件はお受けしません。「活動の軸」に沿う案件のみお受けします。(詳しくは後述)

  • PR投稿だけの単発案件(例:全く関わっていないイベントの告知など)
  • 使ったことがないモノなのに、おすすめとして紹介を確約する案件
  • 投稿場所や内容、投稿回数が指定されている案件
  • ”絶景プロデューサー”としての活動を理解いただけていない、フォロワー数しか見ていない案件

もちろん、もともと使っている好きなアイテムの紹介だったり、地元・静岡の紹介だったり友人を応援したり、被災地支援をしたり等の例外は大いにあるので、そのあたりはあくまでも個人SNSということでご理解くださいっ

なぜこの記事を書いたのか

そもそも私は「インフルエンサー」として活動していません。「絶景プロデューサー」という肩書で2012年から活動しています。これまでも、いわゆる「PR案件」というものはお断りしてきました。

最近わたしを知ってくれた方から「インフルエンサー」と見えるのは仕方がないことだと思いますが、私としてはSNS発信はあくまでも活動の一部分でしかないので、肩書としてそう呼ばれることも避けてきました。

もちろん、理解されやすさを重視して、便宜上そう自称することはありますが。

この数年で旅行・観光系でもインフルエンサーマーケティングが盛んになったので、多種多様な問合せをいただきます。

中には「●●展望台からの景色を必ず投稿してください」「△△というカメラを送るので必ず紹介してください」というような案件もあります。

ですが、わたしは事前に内容が指定された紹介は一切お受けしていません

後述する、絶景プロデューサーとしての「活動の軸」に沿う内容で、本当に良いと思った場所/モノのみ紹介をしています。

なので、そのような依頼が来ても断っているし、「本当に良いと思った場所しか紹介しないポリシーなので、おすすめできないと思ったら紹介できないが、それでも良いかとお伝えして、「それでも良いから依頼したい」と承諾いただいた案件のみお受けしています。

良いと思った場所は紹介するし、おすすめできないと思った場所は紹介してきませんでした。

これは言うまでもないことだと考えていたけれど、改めて応援いただいている方に伝えたいと思ってこの記事を書きました。

ちなみに…
私がメインでお受けしているのは「スポット紹介」ですが、もちろん対価をいただくからにはそれ以上の成果は出したいです。そのため基本的には「エリアが広い」依頼をメインでお受けするようにしています。
例えば「県」や「市」などで、エリア内を自由に取材させていただいて、良いと思った場所を自由に紹介する形でご一緒している案件が多いです。前述のような「●●展望台」のような指定や「△△商店街の中」などエリアが狭いものは成果が出せない可能性があるので現在はお受けしていません。

こんなワガママスタイルですが、お陰様で継続でご依頼いただける案件が多いです。本当にありがとうございます!

数年前までは、SNSは「自分が好きなことを表現できる場所」でした。だから見る側も純粋に情報を受け取ることができていたとに思います。

それがユーザーが増えるにつれ宣伝に広く活用されるようになり、それ自体はなにも悪いことではないのだけど(テレビ番組の間にCMが流れたり、雑誌に広告ページがあるのと同じ)残念なことに、その影響力を悪用したり、ウソをついたりする人もたくさんいます。

だから、改めてになるけど、声を大にして言いたい。

わたしが紹介している場所は、本気で全部良いと思った場所!
「PR」がついているものでも、おすすめできる場所しか紹介していません!

あらためて、私の活動を見てくれている人に伝えたいです。

わたしが大切にしていること

わたしは2012年にひょんなきっかけでFacebookから活動がはじまり、書籍「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」出版をきっかけに2014年に「絶景プロデューサー」として独立しました。

私の経歴は調べたらインタビュー記事がたくさん出るので、気になる方は検索してください

その頃から活動の軸は「自分が”死ぬまでに行きたい”と思えるような国内外の絶景スポットを紹介する」というものです。

いまでは「絶景の専門家」として自治体のアドバイザーや執筆、プロモーション、商品プロデュース、メディア出演など様々な仕事をしていますが、場所が変わっても活動の軸はブレずにやってきました。これからもそうしていきます。

その中で私が絶景を紹介をするときに大事にしていることが、絶景の背景にあるストーリーまできちんと伝えたい、ということです。

見た目だけの”インスタ映え”じゃない。

再現性がなくて唯一無二の、わざわざそこに足を運ぶ価値がある物語を紹介したくて、書籍はもちろん、InstagramでもYoutubeでも、テキスト多め&熱量高めに紹介しています。

でもそれが災いして、全て本気すぎて「全部が案件に見える」と言われることが多くなってきました。

先日も友人が私が投稿していたブラジルの写真を褒めてくれたのですが、「あれ案件だと思ってたわ〜!プライベートだったの?自費で?すごいね」と言われたことが地味にショックで。

いや、行きたい旅先は普通に自費で行くでしょ!? 
で、良かったら紹介するでしょ!?

友人に悪気はなかったはずだけれど、その言葉を聞いて、なんだかビジネスでSNSをしてる人間だと思われているようで悲しくなったのでした。

例えばInstagramにアップしている内容は半分以上がプライベートで行ったものだし、南米旅行もすべて自費で行っています。(新車が買えるくらいの出費だったよ!!!)

誰にも依頼されていないけれど、本当におすすめしたいと思える場所だったからInstagramにもYoutubeにもアップします。

逆に、自費で何時間もかけて撮影しに行ったけど、実際見てみたら「あれ?意外とそうでもないな?」と大ハズレで、お蔵入りになることも多々あります。(そんなときは泣きたくなる〜)

SNSの活動よりも前に、そもそも私は「旅が好き」だから。

意図せずに「好きが仕事」になってしまったことは、正直良い側面も悪い側面も感じているけれど・・・この活動がはじまるずっと前から、私の人生の中には「旅」があったことをお伝えしたいです。

ありがたいことに2024年もたくさんのお仕事が決まっています。

その多くは、「自分が”死ぬまでに行きたい”と思えるような国内外の絶景スポットを紹介する」という私の活動の軸に沿うかたちでお受けできるもの。

なので、軸に沿わない前述のようなPR案件は、これからもお受けしません。

勢いで書いたのでまとまりがなく読みづらい文章になってしまいましたが、どうかご理解いただけると幸いです。

よろしくお願いします。

お問合せメールはスタッフが随時対応しています。詳しくは「CONTACT」よりどうぞ。

お問合せいただく方へ

こんな記事を公開すると「この案件は問合せていいのだろうか・・・?」と不安に思われる方もいると思います。

そんな方こそ、ぜひお問合せしてほしいです!!!

この記事を読んだ上で問合せてくれた方とは、きっと良いお仕事がご一緒できると思います。

提示いただいた条件がむずかしかったとしても、一緒にお取り組みできる方向性を探っていけたらと思います。

「なんだエラそうに。お前なんて元から知らねえよ。狭い世界でほざいてろ」と思われた方もいると思います。大変失礼しました。あなたの知らない世界で頑張っているだけなので、そっとしておいてください。害はありません。

最後にお口が滑りましてすみません

以上、2024年の意思表明でした。

今年からもどうぞ、よろしくお願いします!

詩歩

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